妊娠おめでとうございます!
この記事では、
- これから生まれてくる赤ちゃんのために、そろそろ出産準備を始めたい
- 赤ちゃんの誕生が楽しみで、ついベビー用品をいろいろと買ってしまう
- 本当に必要な物だけを集めた出産準備リストを知りたい!
という方のために、2児の母である私が実際の体験談や周りのママ友、産院で得た情報、その他様々な書籍等で調べた情報を元に最低限揃えておくべき出産準備品をご紹介します!
私は出産前、赤ちゃんの誕生が楽しみ過ぎてマタニティ・ベビー用品売り場へと何度も足を運び、「実は不要だった」という買い物をたくさんしました。
これからいくらでもお金のかかる育児、もったいないことをしてしまいました。。。
そんな私の失敗から生まれたこの記事が、これから出産準備をする方のお役に立てれば嬉しいです!
出産準備の心得
まずは、出産準備品を揃えるときの心得です。
心得その1:便利グッズは「困ってから」買い足す
ネットで検索すると、出産準備リストを公開しているサイトがたくさんあります。
かわいいイラストと丁寧な文章で非常にわかりやすいのですが、リスト通りにすべてそろえると大変な量になります。また、実際に使用しなかった・・・なんてことにも。
なぜ、必要なものとそうでないものがあるのでしょうか?
それはズバリ、生まれてくる赤ちゃんの「気質」は様々だから!
肌が弱い、あまり長い間眠らない、食が細い、夜泣きをする、やんちゃで元気すぎる・・・
あなたの赤ちゃんがどんな子になるかは、育ててみないとわからないため、「人によって必要なベビー用品は違う」ことになります。
事前に様々なベビー用品を揃えると、結果的に不要な買い物だった、となってしまいがちです。
まずは”産後すぐに必要なもの”を最低限そろえ、産後のママと赤ちゃんの様子を見ながら、少しずつ必要になったものをそろえていきましょう。
心得その2:心ときめくものは我慢しないで買う
とはいえ、これから24時間365日休みがない大変な育児生活が待っています。
かわいいベビー服、おしゃれなスタイ、インテリアとしても良いお昼寝マットなどなど、心ときめくものは疲れた心を癒してくれる貴重なアイテムでもあります。
持っているだけで気分が上がる”お気に入りグッズ”は厳選してそろえましょう。
心得その3:ベビー用品はすぐに使える状態にしておく
退院後、ママのからだは産褥期(さんじょくき)真っ最中。思うように身体は動きませんし、無理は禁物です。
赤ちゃんをあわてて迎えないように、ベビー服やシーツの洗濯、ベビーベッドの組み立てなど、あらかじめベビー用品はすぐに使える状態にしておくと安心です。
最低限必要なベビー用品
ベビー服
冬はデリケートな赤ちゃんにとって乾燥による肌トラブルが多くなる季節、どんなお洋服を用意すればいいか悩みますよね。
新生児(生まれてから1ヶ月までの赤ちゃんのこと)は基本的に外出をせず、一日中快適なおへやで過ごすことになるので、過度に厚手の洋服や薄手の洋服を用意する必要はありません。
生まれたばかりの赤ちゃんは体温調節が上手にできません。退院後は産院の環境を参考に、おへやを適切な温度・湿度に保ち、暑過ぎたり寒過ぎたりしないように注意します。
換気や温度調節はこまめに行い、室温は20℃以下にならないように心がけましょう。心配な場合は赤ちゃんの近くに温度・湿度計を置くと良いでしょう。(ママが快適な環境であれば大丈夫です)
赤ちゃんは1年で目まぐるしい成長を遂げますので、まずは新生児サイズ(50〜60サイズ)を最低限の枚数だけ揃えておきましょう。
おへやで過ごす基本スタイル
注※お住まいの地域の気候や、エアコンや暖房器具の使用、赤ちゃんの体型・成長などによっても異なるので、あくまでも参考です
着せ過ぎに注意
おへやでは、短肌着+コンビ肌着+プレオールやツーウェイオールがめやすになります。
寒いからと、ついつい赤ちゃんに洋服を着せすぎたり、部屋を暖めすぎたり、ホットカーペットの上に赤ちゃんを寝かせたり、電気毛布を使用したり、赤ちゃんを暖めすぎると、夏場のように首の下などがあせもになってしまいます。また、乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)の発症リスクを高めることになってしまいます。室内で着るプレオールやツーウェイオールは過度に暖かい素材である必要はなく、汗を吸収しやすい年中素材がおすすめです。
肌触りが良く、着せやすい前開きのデザインを用意
ベビー服は肌触りが良く、着せやすい前開きのデザインを用意しましょう。頭からかぶるデザインのものは、お座りが安定する生後6ヶ月以降からそろえましょう。
おへやでは裸足でOK
赤ちゃんは手足から放熱して体温調節します。室内は基本的に裸足でいましょう。赤ちゃんの足が冷たい時があるのは外気の影響を受けやすいからです。赤ちゃんの顔色を見たり、背中を触って冷たくなっていないかなど、赤ちゃんの様子をチェックし、問題がなければ靴下を履かせなくて大丈夫です。
新生児期は大人より1枚多め
赤ちゃんはまだ体温調節が上手にできません。新生児期は「大人より1枚多め」が基本です。布団やおくるみなど掛けるものも1枚と考えましょう。
生後3ヶ月をすぎると大人とおなじか1枚少なくというのを基本に考えましょう。
顔色を見たり、背中をさわって汗をかいていないかなど、赤ちゃんの様子を見ながら調節します。汗を沢山かいていると、逆に体を冷やしてしまう原因になります。お昼寝のあとは汗をかくなど、状況によって変化するのでこまめにチェックします。着せ過ぎや布団の掛けすぎは、からだから放熱できなくなり発熱や運動不足につながるので注意しましょう。
その他のベビー服
おくるみ(アフガン)
夏の冷房対策や冬の防寒など、季節を問わず室内外で活躍しますが、バスタオルでも代用可能です。
我が家では、出産祝いでいただいたaden+anais(エイデンアンドアネイ)のおくるみが大活躍しました。長男のときにはうまくできなかったスワドリングやおひなまきが次男のときになんとか形に。包まれているのが安心するのか、泣く頻度が長男のときよりも激減しました。
長肌着とドレスオールは使用期間がとても短い
長肌着とドレスオールは、おむつ替えがしやすく新生児期には便利ですが、赤ちゃんが生後2ヶ月頃になると手足をバタバタと動かすようになるので、頻繁にはだけるようになってしまいます。
あまり長く着られないので、コンビ肌着やツーウェイオールを用意するのがおすすめです。
ミトンとスタイ
どちらも産前に用意する必要はないです。ミトンは、 赤ちゃんが顔をひどく掻いてしまうときに使用します。スタイは、赤ちゃんのよだれが多くなってきてから使用します。必要に応じて用意しましょう。
おでかけスタイル(2週間健診・1ヶ月健診)
注※お住まいの地域の気候や、エアコンや暖房器具の使用、赤ちゃんの体型・成長などによっても異なるので、あくまでも参考です
気温や天気に合わせて暖かい格好をする
新生児期は体温調節がまだ難しいので、外出先では赤ちゃんの様子をこまめにチェックし、おくるみ・バスタオル・ブランケットやくつしたなどで調節してあげましょう。
肌寒い日は、おでかけスタイルに新生児帽子を加えても良いでしょう。
健診時ははだかになるので脱がせやすい服を着せる
健診では、赤ちゃんをはだかにして診察や測定を行いますので、スムースに健診が受けられるように、脱がせやすい着慣れた服を着せましょう。
おでかけはできる限り短時間ですませる
生まれたばかりの赤ちゃんにとっては、外に出ること自体が大きな刺激となります。必要のない外出は極力避け、できる限り短時間で用事をすませましょう。
健診で問題がなければ外気浴(まずは部屋の窓を開けて、外気に触れさせることからスタート)ができるようになります。赤ちゃんの肌はデリケートなので、いきなり外へ連れ出すのではなく、少しずつ外気に慣らします。お散歩デビューは、一般的に生後2ヶ月になってからです。
公共の交通機関ではなく自家用車やタクシーを利用する方が赤ちゃんの負担が少ない
産まれて間もない赤ちゃんは、抵抗力が弱く感染症にかかるリスクも考えらるため、不特定多数が利用する電車での移動はおすすめされていません。できれば自家用車やタクシーを利用するようにしましょう。
どうしても電車やバスなどの公共交通機関を使わなければならない場合は、混雑した時間は避けた方が良いでしょう。
授乳・調乳
始めから完全母乳で赤ちゃんを育てられる人は、なかなかいません。最初は分泌量が足りず、ミルクを足さなければならなかったり、さく乳をしたりと、ママと赤ちゃんによってそれぞれ異なります。
こればかりは、産後赤ちゃんに授乳をしてみなければわかりませんので、母乳育児のケア用品などは入院中に助産師さんに相談して必要なものをそろえましょう。
粉ミルク・液体ミルク
産院とおなじメーカーが良いでしょう。産院の売店で販売していることもありますし、ドラッグストアでも購入できるので産後の準備でも問題ありません。
哺乳びん
完全母乳で育てられる場合は必要ありませんが、多くの場合、母乳とミルクの混合栄養からスタートします。一つ持っておくと安心です。乳首は新生児サイズを用意しましょう。
哺乳びんは産院で準備されている場合もあるので、あらかじめ確認しておきましょう。我が家の場合は、長男は産院で準備されており、次男は産院での準備がなかったので、ベビー用品店で購入しました。
哺乳びんや調乳グッズはベビー用品店やドラッグストアですぐにそろうので、家族に買い物を頼める方は入院中の母乳の出方と赤ちゃんの様子を見てからの準備でも間に合います。自分で選びたい方は産前に準備しておきましょう。
調乳グッズ
哺乳びん同様、1セットそろえておくと安心です。
哺乳びんブラシ・乳首ブラシ
哺乳びんや乳首を洗う専用のブラシです。できれば赤ちゃん専用のものを用意し、大人用の食器洗いスポンジとは分ましょう。乳首ブラシは洗いにくい部分もラクに洗えます。
哺乳びん用洗剤
赤ちゃんに優しい成分で作られた洗剤です。野菜や果物を洗うときにも使用できます。
哺乳びん消毒グッズ
主な消毒の仕方は、煮沸、薬液、電子レンジがあります。生後3ヶ月までの赤ちゃんは、雑菌に対する抵抗力がないので哺乳びんを消毒しましょう。
生後3ヶ月を過ぎると、ある程度の抵抗力もついて、指しゃぶりやおもちゃをなめたりするようになり、哺乳びんをまめに消毒しなくてもよくなります。ただし、使用後は必ずしっかりと洗浄しましょう。
その他の授乳・調乳グッズ
授乳クッションは家にあるもので代用可能
授乳クッションは、枕やクッション、座布団など家にあるもので代用できます。産前から使用できる抱き枕と併用できるタイプなど、様々なものが販売されていますが、購入必須ではありません。
母乳育児のケア用品は授乳が始まってから準備
母乳育児に必要なケア用品である、母乳パッドや乳頭ケアクリーム、さく乳器などは、ママや赤ちゃんの状態によって必要なものが異なります。産院の売店でも購入できることが多く、ドラッグストアやベビー用品店でもそろえることができるので、事前の準備は必要ありません。
おむつ替え
紙おむつ
おしっこやうんちをするたびに替え、赤ちゃんの肌トラブルを防ぎましょう。生まれたばかりの頃は頻繁ですが、じきに回数も減ります。
まずは1〜2パック用意しましょう。多くのメーカーの新生児用サイズは5kgでサイズアウトしてしまうので、買い過ぎに注意しましょう。
布おむつ育児でも、体調の優れない時のために準備しておくことをおすすめします。
布おむつ
布おむつは、
- 何度も洗って使うので経済的(2人目、3人目と子供が増えるとよりお得)
- 環境にやさしい
- おむつのたたみ方で赤ちゃんのお尻の大きさに合わせられる
- ぬれた感じがすぐにわかるのでトイレトレーニングになる
などのメリットがあります。
紙おむつと布おむつのそれぞれのメリットを生かして両方を使い分けたり、ライフスタイルや価値観に応じて選びましょう。
布おむつの準備物はこちら
- 布おむつ 30枚
- おむつカバー 3〜4枚
- バケツ
おしり拭き
おむつ替えの必需品です。お尻が湿った状態でおむつをつけると、おむつかぶれの原因にもなりますので、お尻を拭いたあとは、よく乾かしてからおむつをつけます。
その他のおむつ替えグッズ
おむつ替えシート、おしり洗浄器、おむつ用ゴミ箱などおむつ替えの便利グッズは必要に応じてそろえましょう。
おむつ替えシート
おむつ替えシートは、ペットシーツなどで代用できます。
長男がおむつ替えのときに頻繁におしっこをするタイプだったので、1枚だけあったおむつ替えシートの洗濯は間に合わず、ホームセンターでペットシーツを購入しました。汚れたら使い捨てができるので、便利です。
おしり洗浄器
おむつかぶれのときに重宝するおしり洗浄器は、100円均一で販売しているケチャップやマヨネーズの詰め替えボトルなどで代用できます。ぬるま湯をいれ、おしりをそっと洗ってあげます。
おむつ用ゴミ箱
離乳食が始まるまでの赤ちゃんはうんちもあまり臭わないため、特別用意する必要はありません。家庭で出る生ゴミと同じような処理方法で問題ありません。頻繁にゴミが出せない環境にいる、臭いが気になって来た、など困ってから密閉性の高い蓋付きのゴミ箱を用意する、消臭袋の用意をするなどの対策を始めましょう。
おしりふきウォーマー
必要に応じて買い足しましょう。
我が家では、赤ちゃんが1歳になった頃から冷暖房の使用を減らし始めたので、次の冬におしりふきウォーマーを買い足しました。
洗濯
ベビーハンガー
赤ちゃんの肌着は小さいので、ベビーハンガーがあると便利です。
ベビー用の衣料洗剤が販売されていますが、特に肌が弱い場合を除いて、洗濯洗剤は通常のものでも問題ありません。赤ちゃんに肌トラブルがあるようでしたら、小児科医に相談して配慮しましょう。
お風呂用品
ベビーバス
赤ちゃん専用のバスタブです。赤ちゃんは抵抗力が弱いので、生後1ヶ月くらいまでは大人とは別に入浴させます。空気でふくらませるタイプや、腰に負担が少ないシンクで使えるタイプ、折りたたみタイプなど、様々なタイプが販売されています。
沐浴をする場所をあらかじめ想定してから自分のライフスタイルに合ったタイプを準備します。
我が家の場合、長男は空気でふくらませるタイプのベビーバスを購入しましたが、凹凸が多く、完全に乾かなかったせいか何度か黒カビが生えてしまい、カビ除去のお手入れが必要でした。
次男はベビーバスを使わずに、洗面台で沐浴していました。お湯をためるのも捨てるのも楽ですし、蛇口をひねれば簡単にお湯が追加できるので快適でした。私はマットなどを使用しませんでしたが、直接洗面器に赤ちゃんがふれるのが気になる場合は、洗面台などで使用できる専用のベビーバスやマットが販売されています。(赤ちゃんを洗面台で沐浴する場合は、お風呂用洗剤などで洗面器や栓などをきれいに洗ってから使用しましょう)
石鹸
赤ちゃん用の低刺激のものを用意しましょう。沐浴時は、片手で赤ちゃんを支えながら洗うので、簡単に扱える泡タイプのベビーソープが使いやすいです。赤ちゃんの月齢が大きくなると洗いやすくなるので、コスパの良い固形タイプや液体タイプに変えられます。
ベビークリーム
ベビークリーム、ベビーローション、ベビーオイル…たくさんの商品があり、値段も様々。何を用意すればいいか迷いますよね。最近では、肌トラブルによる皮膚のバリア機能低下が食物アレルギー発症の原因になるため、こまめなスキンケアが大切、とも言われています。
我が家ではいろいろと調べた結果、複数の小児科医が勧めていた、「赤ちゃんは保湿する方が良い」「保湿剤は様々な成分が入っているより、シンプルにワセリンの方が良い」という結果に行き着き、ワセリンのみ用意しました。
おむつかぶれには保湿剤として機能するワセリンは不向きなど、いろいろな場合があるので、赤ちゃんに湿疹や肌荒れなどの肌トラブルがあったときには自己判断せず医師に診察してもらいましょう。
その他のお風呂グッズ
沐浴布
沐浴布は、フェイスタオルと同じくらいの大きめサイズのガーゼです。赤ちゃんはお湯に入るとびっくりして泣いてしまうことがあるので、沐浴布をかけて安心させてあげます。ご家庭にある薄い生地のフェイスタオルで代用可能です。厚い生地のタオルは、お湯を含むと重くなり扱いづらくなります。
ガーゼ生地や薄い生地のフェイスタオルはすぐに乾くため、毎日洗濯をするのであれば1〜2枚あれば十分です。
我が家の場合、両手と胴体を沐浴ガーゼでおおい、両足をベビーバスにたっちすることで、赤ちゃんが随分と落ち着きました。
温度計
ベビーバスに使うお湯の温度を測るための温度計が市販されていますが、基本的に必要ないです。赤ちゃんをお風呂に入れる温度は一般的に38〜40度と言われていますので、給湯器の温度を設定できる場合は適切な温度に設定すればいいですし、手でも湯加減を確かめられます。温度がわからないと不安など、必要性を感じてからの準備で問題ありません。
バスタオル
赤ちゃん用のタオルが市販されていますが、ご家庭にあるタオルで大丈夫です。赤ちゃんが動き回るようになったらバスポンチョや子供用バスローブなどを必要に応じて準備しましょう。
ベビーケア用品
つめ切り
赤ちゃんの小さいつめを傷つけないように、専用のつめ切りを用意しましょう。退院後すぐに使用するので、産前に準備しておきましょう。
赤ちゃんのつめはすぐにのびるので、1週間に1度はつめを切ります。我が家では、赤ちゃんが耳を頻繁にかいて出血してしまったので、耳鼻科医より、つめやすりで赤ちゃんのつめを整えるよう指導されました。
ガーゼ
授乳や沐浴、汗のケアなど、何かと出番が多く、赤ちゃんのケアには必須のアイテムです。5〜6枚準備しましょう。
体温計
ご家庭に体温計がない場合は、ひとつ用意しましょう。一般的なものでも問題ありませんが、ベビー用体温計だとスピード検温なので便利です。
その他のベビーケア用品
消毒液・綿棒
へその緒が取れ、おへそが乾くまで消毒液と綿棒で沐浴後におへそのケアをします。消毒液は産院でもらえるケースがほとんどです。へその緒のケアはご家庭にある普通の綿棒でできます。
また、綿棒はおへそのケア以外にも、鼻が詰まらないようにケアをしたり、沐浴後耳に入った水を取ったり様々なことに使用します。普通の綿棒よりずっと細いつくりのベビー用綿棒が販売されていますが、普通の綿棒でも代用できるので、必要に応じて買い足しましょう。
温湿度計
こまめにチェックし快適な温度や湿度に保ちましょう、とありますが、産院での環境を参考に、ママが快適と感じる肌感覚で問題ありません。心配であればひとつ用意し、赤ちゃんの近くで手の届かないところに設置しましょう。
鼻吸い器
新生児期は特に必要ありません。手動・自動など様々な種類が販売されているので、必要になってから購入を検討しましょう。
ねんね
ねんねの基礎知識
赤ちゃんが快適に、安全に過ごせるようにねんねスペースを作りましょう。
- 感染予防
赤ちゃんはお母さんの免疫をもらって生まれてくるので、生後6〜7ヶ月頃まではあまり病気をしませんが、免疫をもらっていない風邪などのウイルスには感染しやすいので注意が必要です。外出した家族が外からかぜを持ち込まないように手洗いをしっかりと行いましょう。赤ちゃんに触れる手や衣服、寝具、調乳器具など、おへや内は清潔を心がけましょう。 - 日当りがよく、換気が十分に出来て、静かでホコリの少ない環境
自然光がそそぐ明るい場所で、直射日光は当たらないようにしましょう。気温差が大きい窓の近くや、電話やテレビなどの音が出るものの近くは避けましょう。
※日常的な音の刺激は過度に避ける必要はありません。ひそひそ話や、抜き足差し足で歩くなど必要以上に静かにする必要はありません。 - エアコンや暖房器具の風が直撃しない場所を選ぶ
適度に暖かく室内温度を調節します。エアコンのフィルターの掃除はこまめにしましょう。 - 壁や棚から物が落ちてこないようにする
近くの壁には、画鋲やカレンダー、時計など落ちる危険のあるものはなくしましょう。 - 部屋の温めすぎや冷やしすぎに注意。湿度は50〜60%を保つ
生まれたばかりの赤ちゃんは体温調節がうまく出来ません。室温は20度以下にならないようにしましょう。冬は乾燥しやすくなるので、加湿器の設置や、洗濯物や濡れタオルを部屋干しするなどの対策をしましょう。
あなたの就寝スタイルはどっち?
産後、特に新生児期のうちは、2〜3時間おきの授乳や1日に10回以上のおむつ替えなど、昼夜問わず赤ちゃんのお世話が必要です。そのため、ライフスタイルに合わせて赤ちゃんのねんねスペースを整えましょう。
普段ベッドで寝ているならベビーベッドを用意を用意し、お布団で寝ているなら、ベビー布団を用意しましょう。
ベビーベッドのメリット
柵で囲まれているので、安心して過ごせるスペースを確保できます。小さなお兄ちゃん、お姉ちゃん、ペットがいる場合は、思いがけないイタズラや不慮の事故から守ることができます。
床板は高さを変えられるものが多く、成長に合わせて高さ調節が可能です。ねんね期が終わった後はベビーサークルとして、長く利用できます。
高さがあるので、床上からのホコリやダニから赤ちゃんを遠ざけることができます。
ベビーベッドの選び方
①ベビーベッドを置くスペースを確認して採寸する
②ベビーベッドのサイズを選ぶ
標準サイズは内寸120×70cmですが、様々なサイズがあります。小さいサイズは利用できる期間が短いですが、ドアを通るサイズであれば昼間はリビングに移動して赤ちゃんの居場所にすることもできます。
ベビーベッドは使用期間が限られているため、レンタルやリサイクルショップを利用するとお得です。
③中に敷くお布団を用意する
ベビー布団セットをそのまま用意してもいいですし、敷き布団だけ用意してかけ布団をブランケットで、枕やシーツはタオルで代用することもできます。
ベビー布団のメリット
ベビーベッドに比べて、少ないスペースで赤ちゃんのねんねスペースを整えることができます。
干したり丸洗いできたり、簡単に手入れができて衛生的な状態を保つことができます。
リビングや和室、寝室など、各部屋への移動が簡単にできるので、日中の移動が楽ちんにできます。
ベビーベッドを用意しなくて済むので、その分安価ですみます。
寝返りをするようになると布団からはみ出すようになるので、硬めの敷布団が用意できれば、大人用のもので代用するのもひとつの手です。(柔らかすぎるお布団は赤ちゃんが窒息してしまう危険があるので、注意しましょう)
また、里帰りなど違う場所でも似た環境で寝かせられることができます。
就寝スタイルがお布団の場合、ベビーベッドを用意すると高低差ができるので、夜間のお世話が大変になることがあります
退院時に必要なもの
退院時に必要なものは、
- 赤ちゃんの衣服
- 自家用車で帰る場合はチャイルドシート
です。
赤ちゃんの衣服
季節に合ったものを準備しましょう。調整できるようにおくるみやブランケットなどを1枚用意しておくと安心です。
チャイルドシート
チャイルドシートは、万が一の交通事故から赤ちゃんを守るために必要な安全装置です。赤ちゃんから6歳になるまでは、法律でも使用が定められています。自家用車で退院する場合は、必ず事前に準備しましょう。
車種によって取り付けられないものもあるので、車に取付けできるか、車種の適合をしっかりと確認しましょう。
健診お出かけグッズ
健診の持ち物は、
- 母子手帳、診察券、健康保険証、医療費受給券
- おむつ(4〜5枚)、おしりふき
- 授乳ケープ
- 調乳セット(ミルク、哺乳瓶)湯冷ましがあると便利
- 着替え1セット
- ガーゼ
- おくるみもしくはバスタオル
- ビニール袋
などです。
抱っこ紐は、慣れるまでは装着が難しく感じられることがあるので、おうちの中で練習してみましょう。
本格的なお出かけはまだ先のことです。まずは必要最小限だけそろえましょう。
以上が、出産準備【最低限】|本当に必要なベビー用品をそろえて無駄な出費を抑えよう!12・1・2月の冬生まれさん編です。
この記事の内容は無駄な出費を抑えるために、最低限必要なものを紹介しています。その他、育児の”困った”には、状況に応じて育児グッズをそろえていきましょう。
ご参考になれば幸いです。
皆様の育児がよりHappyなものになりますように!
参考文献
お母さんに伝えたい 子どもの病気ホームケアガイド
やさしくわかる 月齢別 育児のきほん辞典
はじめてママ&パパの育児